スズキ・フロンテクーペ360　車検

スズキ・フロンテクーペと言う昔懐かしい車がありまして、当然360ｃｃと言う排気量の小さな車ですけれどもとても素晴らしい性能を持った車なのです。軽自動車としては珍しくフロントにディスクブレーキが付いていてエンジンは２ストローク３気筒エンジンに水冷エンジンで、各気筒に1個のキャブレターが付いた3連キャブでパワーも軽自動車で唯一のリッターあたり100馬力オーバーの37馬力を持ったすごいポテンシャルをもった車です。

この車が車検に入ってきて整備をする事になりまして、当時の車検はリヤーブレーキのホイールシリンダーは全部分解してブレーキカップを交換してフロントディスクブレーキもオーバーホールして当時はブレーキは全部分解していましたので時間も今よりはかかりましたが売り上げも上がりました。今ではブレーキはオイルが漏っているか動きが悪くなければ分解しないので時代の流れでしょうか整備内容が簡素化されてしまいました。

ステアリングにはラック式が付いていて他の車にもラック式が付いている車もありましたが他の車とステアリングが全然違いましてギア比が小さくシビアなハンドリングをしていました。免許取り立ての人には難しくハンドルがふらついてしまい真っすぐに走れなくて慣れないとちょっと難しい車です。

このフロンテクーペは2ストロークエンジンなのでエンジンオイル交換はないので、分離用2ストローク・オイルを少なくなったらオイルタンクに補充してあげるだけです。

このフロンテクーペは当時では軽自動車のなかで一番早い車だったのではないでしょうか。