パジェロ・ミニ　オーバーヒートの原因？

ある方を通してパジェロ・ミニの修理に入って来ましたのですが、オーバーヒートしてしまったとの事で色々と調べました結果シリンダーヘッドのガスケットが抜けてしまっているのでガスケットを交換しなくてはならないので連絡したら交換してほしいとの事で始まりました。

シリンダーヘッドを外して見るとやはり３番。４番辺りが抜けている様でした。ヘッド面とシリンダー面を磨いてストレートエッジで図って見ると反りは無いので面研磨しなくても大丈夫なので組む事になりました。

ただ、ヘッドカバーを開けて見て思ったことはオイル管理が非常に悪いにでスラッジだらけで各部分にこびりついてこのまま組んではスラッジの塊がオイルパンの中に落ちてオイルポンプオイルを吸い上げるストレーナーの部分に塊が詰まってしまいエンジンが焼き付いてしまう恐れがありますのでこのまま組む事は出来ませんからヘッドを洗浄してからスラッジを落として組まないとなりません。

工程を終えてシリンダーヘッドを載せて終わりましたがオーバーヒートの原因がまだですので、本人に言う事にはサーモスタットは交換したとの事でそれは問題ないのですがラジエターを冷やす風が弱いような気がしたのでラジエターファンを調べたらやはりファンが駄目でした。

パジェロ・ミニのラジエターファンは普通は電動ファンが殆んどですがパジェロ・ミニのファンは電動ファンではなくベルトでウォーターポンプと一緒にファンを回すタイプなのです。

ただ直接ファンを回すのではなくカップリングと言う物を用いてエンジンが冷えている時はファンをスリップさせて風切り音を少なくするようになっていますのですが、エンジンが熱くなってもカップリングがスリップして風が強くならないのでそれに付けくわいてエアコンもこの時期仕様しますので余計に温度が上がりやすくエンジンが冷えなくてオーバーヒートしてヘッドが抜けたみたいです。

でも予算が無くて仕方がないのでカップリングを直接ロックさせてする事にしました。風切り音はうるさいですがオーバーヒートする事を考えたら仕方がありません。

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