スバル・サンバー　エンジンから異音

友達からの紹介で来ていただいたのですがアクセルを踏み込んだ時にカラカラとノッキングに似た音がするのですが耳を良く近づけて聞くとノッキングではないみたいで吸気と排気のバルブがピストンに当たっているみたいな音がします。

シリンダーヘッドの方からなのかブロックの方かエンジンの中で音が共鳴してはっきりとした判定が出来ませんので、お客さんに了解を取ってシリンダーヘッドを開けて見る事にしました。

ヘッドを開ける前に圧縮の確認もしましたが以上ありませんでした。

バルブクリアランスも測ってみましたがそれ程クリアランスがそれ程狂っている事もなく、タイミングベルト系も異常なくオイルパンを外して見る事にしました。

オイルパン外してコンロットを上下方向に動かしてみるとガタがあり横方向にはガタが少しあって当たり前ですが上下方向にガタがあるのはおかしいのでメタルベアリングが摩耗してガタがあるから、アクセルを踏み込んだ時にピストンが押し下がるときに打音が出ているみたいです。

コンロットキャップを外して見るとメタルにひどい摩耗があり、音の原因はメタルの摩耗による打音が原因でした。

シリンダーヘッドも外したついでにオーバーホールして組み付けて作業終了しましてオイルを入れてエンジンを駆けて吹かしても打音は無くスムーズに回る様になりエンジンは静かになりました。

真ん中の写真でメタルの色が赤茶色になっている所が摩耗している所です。