200系型ハイエースのエンジン不調の原因は。？

修理の依頼を受けて積載車で運ばれて来てエンジンを駆けて車を降ろそうとしたら、すごい音がしてエンジンもブレて余計に壊れそうなので直ぐにエンジンを止めてしまいました。

でも積載車から降ろさなくてはならないのでもう一度エンジンを駆けようとしたらエンジンがかかりません、仕方がないので押して工場の中に入れて早速見ることにしました。

異音はヘッド辺りから聞こえてくるのでシリンダーヘッドが壊れているのかと思いヘッドカバーを開けて見ると何処も何の以上も見当たらないのです、これはバルブがおかしくなっているのではないかと思ってヘッドを取り合えず外して見なければ解らないと思い外しにかかりまずはエンジンハーネスが邪魔なので取り外しそれからタイミングベルトを外そうとベルトカバーを外したら何とベルトが切れかかってベルト山がズレているではないですか、これではバルブが当たり音がするのも当然です。

原因はそこにありました。

なぜそうなったかと思うと、半年位前に何処かでタイミングベルトを交換したらしくその時にベルトカバーの内側のカバーの取り付けビスが外れたしまいベルトに巻き込んでベルト山をずらしベルトを回す側のプーリーにクランク角センサー用のツメが折れてしまい、カムシャフト側のプーリーの裏側に挟まりプーリーを削ってしまい交換しなくてはならないです。

なぜ外れたのかは、ビスの閉め忘れか締めが緩かったのかは解りませんがいずれにしてもこれは作業ミスです。

これ等を交換し終えてエンジンを駆けてみてエンジンは順調に回り快調です。

こらは私共にも言えることなので肝に命じてミスのないように心がけていきたいと思います。

写真の所と反対側のナット部が取れ落ちてベルトに巻き込んだらしくこういい結果になったと見られます。

ナットの部分は付け替えた後で写真を撮っています。